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REBORN!へ。
考えている5つのこと。
継承と刷新。
企業にとって、歴史は資産である。企業活動の歩みの中で、その企業固有の風土、文化は継承され、また顧客や従業員を継承し続けてきた結果、今がある。シンボルマークを変える、ロゴタイプを変える、スローガンを変える、それ自体は難しい事ではない。むしろ、「変えるべきもの」と、「変えてはいけないもの」の見極めこそが、もっとも難しく、我々が介入する意義があると考えている。変えたいという意向は、すでに変えるべき理由を内包している。変えるべき理由は何か?守るべき資産は何か?その追求の先に新しい企業のシンボルであるマークやスローガンが顕在化する。
シビアとユーモア。
デザインやコピーライティングなどの表現においては、シビアとユーモアをバランスさせながら完結したい。また、制作過程においても、シビアとユーモアを織り交ぜながら語り合い、考えていきたい。なぜ、ユーモアが必要なのか?答えは単純で、人から愛されるからである。ブランディングであれ、プロモーションであれ、その目指す先はファンの獲得である。そのために、ユーモアは重要なファクターだ。難しいテーマの伝達や訴求であっても、受け取る側のコリがほぐれるような感覚を大事にしたい。「真面目も休み休みに言え」の視点から、見えるものもある。
瞬発と耐久。
企業ステートメント(スローガン)や、製品のショルダーコピーを考える場合、大事なのはその言葉、フレーズの耐久性だ。デザインも同じで、一度限りの広告表現なら花火のような瞬発力のあるデザイン、コピーで良いかもしれない。しかし、企業ブランディング、製品ブランディングにおいては、そのデザイン、ステートメントを旗印に、競合ひしめくマーケットで長い年月を生き抜いていかなければならない。企業や製品の5年後、10年後、30年後を想像しながら、今のクリエイティブを実践する。変える必要があれば、その時にアップデートすればいい。
挑戦と結果。
デザイン、コピー、イベントを創ることが目的ではない。その先のコミュニケーション、活性化、増収、ファンの獲得こそが目的であり、クリエイティブはそのための手段である。そのように考えれば、一つひとつの創作はすべて結果が求められる挑戦である。クライアントは挑戦し、結果を求めている。我々もまた同じ地平に立つ挑戦者でありたい。「Challenge & Response」、挑戦し、応戦し、また挑戦する。それがあらゆる事業の核心であり、我々クリエイターもまた同じではないだろうか。同じ地平に立つからこそ、クライアントと喜びを共有できると考えている。
才能と組織。
個の才能は限りがあるが、個と個が有機的に連携すれば、そこから生まれる成果は個人を超える。大切なのは、連携すること、連携させることだ。そのために、我々は目的やゴールを明確にするようにしている。「これは何のための仕事であり、個々のミッションは何であるか」を明確にする。できる限り抽象的な表現は避け、より具体的なオーダーである方が、個々の能力を発揮しやすい。個人の才能に委ねながら、組織的に、あるいは組織的な仕事を遂行する。我々はプロジェクトや案件ごとに最適なチーム編成で課題解決に臨む、柔軟で多彩な専門家集団でありたいと願っている。